雇用保険の効果
雇用保険と言っても、実際にはどのような保険内容なのかわからない!って人もいるのではないでしょうか?
今回は、実際に雇用保険の制度に関してまとめてみましたので、今一度確認してみましょう。
■加入させる条件
1週間で20時間以上働くという方がまず第一の条件対象となります。
さらに、1ヶ月以上の継続勤務をする場合が雇用保険加入条件となります。
ですが、雇用保険というのは絶対ではありません。
次は、加入した場合としない場合を考えてみましょう。
■加入する場合は?
雇用保険に加入した状態でなおかつ、条件をさらに満たせば高年齢雇用継続基本給付金というのがもらえるそうです。
■加入しない場合
当然のことですが、加入していなければ高年齢雇用継続基本給付金は貰うことができません。
このように加入した場合のメリットなどを考えてみると明らかに雇用保険に加入した方が良いのですが、次のもらえるお金が減りますので、そこだけは確認しておきましょう。
在職中でも役立つ!幅広い雇用保険の給付範囲
雇用保険のイメージは、会社を退職した後、次の仕事が見つかるまで失業給付をもらえるというものではないでしょうか。
しかし、実際のこの保険の給付の範囲は非常に広くなっています。
もちろん、退職した場合には基本手当という給付があり、これが代表的に給付になります。
基本手当は求職中にもらうものですが、求職をしながらアルバイトもしたという日には基本手当等は受けられません。
この場合には違う名前の給付を受けることになっています。
さらに、基本手当をあまりもらわないうちに再就職できた場合には、基本手当をあきらめる代わりに再就職給付金を受け取ることができます。
これ以外に現役会社員への給付として、資格講座などを受講した費用の一部について給付を受けられる教育訓練給付や育児休業中の給料の減少分について一定の割合を子供が一歳に達するまで補てんしてくれる育児休業給付金、両親等を介護するために休業している人への介護休業給付金等があります。
また、60歳などで定年後に同じ会社に再雇用された働く場合で、給料が定年退職前より大幅に下がってしまった場合には、高年齢雇用継続給付金の支給を受けることができます。
まだまだこれ以外にも雇用保険には給付の種類がたくさんあります。
そう考えるとこの保険制度というのは再就職を応援するだけが目的のものではなく、雇用状態がしっかり続いていくこともしっかり応援しようという制度なのだということがわかってきます。
pickup
最終更新日:2021/3/3